あおの記録

不妊治療、日々の生活、介護、お仕事などで感じたことの記録

去年の家族旅行

少し私の治療とは違うことを。

 

去年、私の家族で鹿児島へ旅行に行きました。旅行に行くきっかけは、母がまだ少しでも動ける間に家族旅行がしたいと思ったからです。去年と比べても、病気は緩やかに進行しているので行ってよかったと思います。

 

母自身も同世代に比べて晩婚だったため、独身時代に旅行によく行っていて、テレビを見ている時に「ここ行ったよー」よく言っていました。まだ、沖縄にパスポートがいる時に行こうと思っていたぐらいなので、旅行好きだと思います。

両親に「どこに行きたい?」と聞いたところ、この4月の時期なら北に行くよりかは南の方がいいと、九州がいいかなと。その中で、鹿児島は行ったけどもう少し見たかったなということで鹿児島に決まりました。私は学生時代に鹿児島に住んでいて、引っ越しの時に両親は来ているのですが、あまり観光ができなかったので…。私自身も鹿児島が大好きで卒業後も2回(一人旅と結婚後にダンナさんと)行きました。

旅行会社のパックを使おうと思いましたが、母の移動が車いすになることもあったので、全て自分で手配することにしました。

航空券はネット予約をして、その時に車いす使用と入力したので、後日、実家に連絡がありました。どれぐらいの介助が必要かなど確認されたと父が言っていました。座席も離れていたのですが、配慮を頂いて同じ列にして頂けました。

次に、宿泊先です。これに関しては、3泊4日の予定で全て違うところで予約が必要なので、ネットでバリアフリーと条件を入れて検索。その中から、旅行日に空室のところを選び、電話して細かく確認しました。車いすを使うので、部屋がどのような感じかお風呂や食事の時にどこまで行けるのかが重要でした。宿泊した3件とも家族風呂があり、それが利用できたのでとてもよかったです。ご飯の時も、車いすに配慮した席を準備してくれていました。

最後にレンタカーの予約。これが一番悩みました。一人で確認するのはちょっと自信がなかったので弟に付き添ってもらい、レンタカー店で確認をしてから、ネットで予約しました。

実際に旅行に行ってみると、車いすでも大丈夫だね!ということがわかりました。飛行機は乗るのは最初で降りるのは最後。しかも、車いすが専用のものでコンパクトで車輪も取り外しできたり、専用の昇降機があったり。観光したところもほとんど不自由なく回れました。桜島観光の時は周遊バスを利用したのですが、これも運転手さんがスロープを手際よく出してくれて本当にありがたかったです。旅行中、食いしん坊な母がご飯をおいしく食べて、楽しかったと言ってくれたので、行ってよかったと思います。

2月頃に父が「沖縄にもう1回、行きたいなぁ…」と言ってました。「母と二人はきついよね…?」と確認したら、「それはしんどいよ」と。そうだよね…。治療の件もあったので、「ちょっと今は難しいかな」と伝えました。

寝たきりになってしまうともう外出が難しいので、残された時間は少ないと思います。飛行機を使う旅行ではなく、近くへの旅行は体調を見ながら行ければいいかなと思います。暖かくなってきたので、冬にリクエストされた「セントレアに飛行機、見に行きたい!」はGWぐらいに叶えようと思います。先日、日帰りで行った淡路島も連れて行こうかなと。両親と過ごす時間はどれくらい残っているかわかりませんが、少しでも親孝行できればなと思います。一番の親孝行は孫なんだろうな…きっと。