あおの記録

不妊治療、日々の生活、介護、お仕事などで感じたことの記録

不妊治療費についてとその他

卒業しますといいながら、私の治療費をまとめたので書かせて頂きます。私は昨年の7月から不妊治療専門のクリニックに行き、約1年間の治療になりました。それ以前は、ダンナさんの同意が得られなかったので(子どもを持つことも微妙な感じ)特に自己流タイミングも何もしていませんでした。クリニックに行き、年齢のことがあるので、すぐに体外受精を行うことになりました。多分、あまりないケースだとは思っています。もしかしたら、どなたかこういうケースがあるかもしれないということで…まとめてみたので自己満足なだけですが。

 

・初診~2カ月間(検査期間) 合計金額 32570円 予防接種 20000円(二人分)

この期間はほとんどが保険診療で3割負担でした。一部の採血と全ての検査後に先生と行うカウンセリングのみ、自費で10割負担でした。

この期間に私の風疹の抗体が少し低かったので予防接種を夫婦で打ちました。予防接種は自費で10割です。

・ダンナさん泌尿器科受診  合計金額 9680円

検査後にダンナさんは運動率が悪かったので、泌尿器科を紹介してもらい受診しました。採血や触診を行いましたが特に問題はなく、運動率改善のためにビタミン剤と漢方を処方されました。膣内射精障害なので、バイアグラも勧められていましたが、体外受精を行うので、こちらは断っていました。ちなみにそれは自費だそうです。ダンナさんの医療費は全て保険診療で3割負担でした。

・採卵1周期目(約3週間)  合計金額 295982円

カウンセリングが終わり、すぐに採卵周期に入りました。予防接種を打って2カ月未満でしたが、採卵は問題ないということでした。診察は3日に1回のペースで注射は毎日でした。全て自費で10割負担でした。

・採卵後の小休止期間  合計金額 13860円

採卵後、少しお休みの期間があり、ジエノゲストというお薬を処方されていました。これがよく効いたようで服用中は情緒不安定でした。この期間は保険診療で3割負担でした。

・採卵2周期目(約3週間)  合計金額 324595円

前回の採卵後、次の周期はお休みと言われていましたが、状態がよかったためにすぐに採卵周期に入りました。前回と刺激法が少し変更したため、少し高めでした。全て自費の10割負担でした。

・お休み期間(約3カ月強)  合計金額 1740円

私の減量待ちと有機溶剤を使用している仕事だったため、移植までのお休み期間に入りました。この間は通院も月1回程度。子宮や卵巣の機能を確認し、減量が進んでいるかのチェックでした。この期間が一番辛かったです…。ただ、保険診療で3割負担のため家計には優しい期間でした。

・移植1周期目(約3週間)  合計金額 126640円

派遣先が4月から変わることと、減量により糖代謝の改善が見られたので移植することになりました。自然周期での移植でしたので、診察は2~3日に1回程度。注射は排卵直前に1回とその後2回のみ。自費の10割負担でした。採卵で倍以上の支払いをしているので、思わず安いなと錯覚してしまいました。

・移植2周期目(約1カ月)  合計金額 11810円

1回目の移植が陰性で、その後の診察2回は保険診療で3割負担でした。その後すぐに移植周期に入り、自費の10割でしたが、採血結果がよくなくて移植中止になりました。

・移植3周期目(約3週間)  合計金額 147404円

2回目が中止になり、その後、特に問題もなかったので、また移植周期に入りました。過去2回と同様に自然周期でした。診察は前回よりも多かったです。陽性判定が出たので薬が継続が必要になり、1回目よりも高くなりました。自費で10割負担でした。

・判定後~転院(2週間)  合計金額 8260円

転院までの間の診察は1週間毎で保険診療で3割負担でした。

 

私の通院記録はこのような感じでした。治療の合計金額は992541円でした。多分、私が住んでいるのが地方なので都会と比べ、採卵2回+移植2回でこの金額は安い方だとは思います。

また、不妊治療助成金も4回申請しています。

私の住んでいるところでは、県と市から助成金が出ます。

採卵1周期目 助成金額 295982円(県からのみ)

採卵2周期目 助成金額 237000円(県から150000円、市から87000円)

移植1周期目 助成金額 100000円(県から75000円、市から25000円)

移植3周期目 助成金額 100000円(県から75000円、市から25000円)

助成金ですが、初回は県から最大30万円、市から15万円(治療条件あり)出ます。私の場合は、初回は県から満額出ました。2回目以降は、県からは15万円、市からは(治療費ー県の助成金)÷2の金額が支給されました。

移植の時は、助成金が半額で県から75000円、市からは(治療費ー県の助成金)÷2の金額が支給となります。(移植分については、2回とも通知書が届いていないため、確定ではないです)

治療費から助成金を差し引いて、259559円かかった計算になります。多分、助成金がなければ、治療を始めようとは思わなかったですし、初診の段階ではここまでの事は考えていませんでした。(いきなり体外受精からと思っていなかったとういのが本音)共働きだからこそ、治療ができたのだと思っています。治療と仕事の両立は派遣の私ですら難しいと感じました。正社員で働いて、ある程度の地位がある方なら尚更だと思います。少しでも、治療がしやすい社会になって欲しいなと思っています。助成金についても、もう少し負担してもらえれば助かるなと思います。

 

私の治療は一旦ここで終了になります。

治療期間は1年なので短い方だと思います。ただ、中身は濃かった気がします。ただ、治療を始めるまでの期間がとても長くて苦しい毎日でした。早く病院に行きたいのに同意が得られない、義弟はできちゃった再婚する、母がどんどん弱っていく…やっとの思いで始めた治療がいい結果に繋がったので、恵まれているとは思います。まだまだ、不安はありますが、身体を労わりながら、過ごしたいと思います。

治療中の方も、それ以外の方も、お身体に気をつけてお過ごしください。