あおの記録

不妊治療、日々の生活、介護、お仕事などで感じたことの記録

病歴について、そして病院受診

すごく大きな病気をしたわけでもないのですが、診察の時に先生に突っ込まれました。

 

私は、先天性白内障で3才の時に両目、5才の時に右目を手術しています。

老人性白内障は、手術の時に眼内レンズを入れますが。30年前の当時の眼内レンズの寿命は30年と言われ、私の眼には眼内レンズがなく、人為的無水晶体眼です。カメラでいうところの絞りの役割をするものが、私にはありません。生活する上では、眼鏡を使って矯正していますが、特に不便はないです。

 

この、白内障は先生にそこまで突っ込まれませんでした。

 

その後、特に何もなく生活し、眼のこともそこまで気にせずいた24才のある日、左目が網膜剥離になりました。何も見えなくなりましたが、手術で見えるようになりました。ただ、半年後に再発をし、再手術をしました。今は、半年に一度の検診で経過観察をしています。

 

この、網膜剥離が先生に突っ込まれました。

 

何故かというと、出産の時に網膜剥離になる可能性が非常に高いからです。

実際、私が2回目の入院中に、安定期に入った妊婦さんが手術を受けていました。

網膜が少しでも剥がれた状態で、出産をした場合、失明するおそれがあるからです。

 

初診の時にも、「眼科の先生に不妊治療の相談はしましたか?」と聞かれ、その後の何度目かの診察の時も、眼のことを確認されました。

結局、先生のお手紙(診療情報提供)を持って、予定よりも早くに定期検診に行きました。

 

眼科の先生には、もう15年ほどお世話になっています。手術は大学病院で受けましたが、術前術後の通院はずっとその先生です。

 

眼科でまず、看護師さんから検診が2カ月も早いので聞かれました。

私「すいません、これを…」封書を渡します。

看護師さん「分かりました」

そりゃ、そこのクリニックの封筒見たら、察しますよ。

 

いつも通りの検査をして、散瞳(瞳孔を開く目薬)して、診察を待ちます。

 

先生に呼ばれて、診察室へ。

先生「こんにちはー、お手紙読みました。治療を今から始めるのねー」

私「はい、そうなんです。それで、眼科の先生に相談しなさいと…」

先生「うんうん、なるほどねーじゃあ、まず診ますねー」

いつもの診察します。

先生「今のところ、落ち着いてるし、特に問題ないですよ」

私「ありがとうございます」

先生「うーん、剥離を心配してるんだろうけど、安定期に入れば手術もできるし、心配だからって、何もしないというのは違う気がするし…なったら、なった時に相談しながら対応すればいいから、大丈夫だよ」

私「そうですよねー私もそう思います。」

多分、眼科の先生ならそういうと思ってました。先生に「頑張ってねー」と言われ診察は終わりました。

診察後、お会計まで早いのですが、この日はいつもより待たされました。

顔馴染みの看護師さんがやってきて、「ごめんねー待ってもらって。先生、お手紙の返事、一生懸命書いてるから。もう少し待ってね」と。じわっとうれしくなりました。

 

病院に行くたびに思うのは、先生の性格も色々だなぁと思います。

ただ、どの先生も共通しているのは、患者に寄り添って考えて、一番最善の方法をとってくれるという事。いい先生に出会えて、幸せだなと思います。