初めての採卵。その3
その2からの続きです。
いよいよ始まりました。
内診の時みたいに、エコーが入れられていきます。
その後、シリンジを入れるのか、声だけなのでよく分かりませんが、先生がシリンジ針の太さを言っています。
「ごめんねーちょっと痛いかも、いきますねー」と言われ、ぷすっと。
「おぉー」っと思わず声が出ました。でも、想像していたより痛くないかも。
採卵を2つの病院で経験した人に聞いたところ、この先生は上手だそう。
私は右手は奥様、左手は看護師さんに手を握られて、ずっとおしゃべり。女性3人なので止まらない。時々、下から声が聞こえて「いきますねー」と言われ、ぷすっ刺され、痛いけど、話が楽しくて笑いながら、進んでいきます。多分、定点カメラで撮ってたら、めっちゃおもしろいだろうなーなんて思いました。
時々、痛みがあるものの、順調にいき、先生から「右側は終わりましたよ」と。
奥様から「次ね、左側は位置が悪いから、さっきよりも痛いかも。頑張って」と言われ、左側へ。奥様は私の手を握りながら、もう片方は左の骨盤辺りをぐーっと押さ込み。一人ツイスター状態。
「ちょっと痛いけど、頑張ってねー、いきますよー」と先生に言われ、直後にぷすっ。「うおぉー」右側の時よりも痛くて、思わずのけ反りました。さすがに身体をめっちゃ押さえられます。でも、その後は一度経験した痛みなので、そこまでのけ反ることもなく、最後に刺すときに「これで終わりなので、頑張ってねー」と先生に励まされ、最後のぷすっが終わり、
「お疲れ様でした。頑張りましたねー終わりましたよ」と終了。
「痛みに強いねー」と先生に言われました。
奥様からも「よく頑張ったねーすごい!お疲れ様」と声をかけてもらいました。
いやー頑張ったというより、しゃべって笑ってたら、終わった感じ?むしろ、私よりも皆さんお疲れ様でしたと思います。
その後、ショーツを穿かされ、ストレッチャーに乗り換えて移動。
戻ったら、ダンナさんの姿がなく、「今、(採精)行ってもらってます」と。
心の中で、がんばれーと応援しました。
血圧を測り、奥様から
「お腹の痛みはどうですか?」と聞かれ、
私「うーん、ちょっと痛いとうか…」
奥様「生理痛みたいな感じ?」
私「生理痛がないので、分からないです。チクチクというよりは、どーんっていう感じ。上手く表現できなくてすいません」
奥様「うんうん、(表現できなくても)大丈夫。ダンナさんみえないから、何かあったら、これ押して下さいねー。ゆっくり待ってて下さいね」と言って、去って行きました。
奥様も大変だなーと思いながら、つけてくれたテレビをちらり。
8時43分。結構、早いなと思いました。
戻ってきて、めっちゃお腹が鳴りはじめ、テレビでそばが映っていたので、これはあかんと思い、消しました。
お腹の鳴りが気になるものの、疲れたのかうとうと。寝るかもーと思っていたら、ダンナさんが戻ってきました。
「おかえりー」と二人が同じタイミングで。ふふっと笑えた。
私「採れた?」
ダンナさん「うん。ただ…」
私「何?」
ダンナさん「イスが気になって、座ったら後ろに倒れて、気づいたら寝てた」
おいっ!そこで寝るって、どんだけマイペースやねん!と思いました。
とりあえず、二人とも無事に終わってよかったと思いました。
採卵の結果はまた書きます。